「自然に還る埋葬」として近年人気が高まっている樹木葬。足立区にもいくつかの霊園があり、「費用は?」「本当に満足できる?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

今回は実際に見学・契約した人たちの声をもとに、足立区の樹木葬事情を3つの視点から比較・検証してみました。


1. 【立地とアクセス】駅チカか、自然環境か

Aさんのケース(70代女性・西新井在住)

「足腰に不安がある私にとって、駅からの距離は重要でした。満願寺の樹木葬は駅から徒歩6分と近く、見学のときもスムーズに到着できました。園内はバリアフリーで安心して歩けたのも決め手です」

一方で自然環境重視の方は、あえて中心地から離れた緑豊かな場所を選ぶケースも。

Bさんのケース(60代男性・扇在住)

「竹ノ塚方面の霊園は静かで鳥の声が聞こえるような環境でした。『永遠に眠る場所』としては、心が落ち着くロケーションの方が私には合っていましたね」

→ポイント:アクセスの良さと自然環境、どちらを重視するかで選択肢が変わる


2. 【費用とプラン内容】見落としがちな違いも

Cさんのケース(50代ご夫婦・千住在住)

「私たちは“夫婦で入れる”ことが第一条件でした。30万円弱の石碑付きプランにしましたが、契約時に説明が明確で、管理費も年6,000円と明朗。生前契約もできて、将来への安心感が得られました」

一方、費用のわかりにくさに不安を感じた人も。

Dさんのケース(40代女性・竹の塚在住)

「ある霊園では“永代供養付き”とありましたが、実際は20年で合祀になることが後からわかって…。契約前に“何年個別か”を必ず確認するべきだったと後悔しています」

→ポイント:費用総額・永代供養期間・プレートの有無を細かく比較することが重要


3. 【雰囲気と対応】スタッフの印象が決め手に

Eさんのケース(60代男性・梅島在住)

「事前に3か所の霊園を見学しましたが、最終的に選んだのは『対応が丁寧だったところ』です。急かさず、じっくり話を聞いてくれたことで信頼感が持てました」

口コミでも「スタッフの態度が冷たかった」「親身になってくれた」など、人の対応が最終判断を左右するという声が多く見られました。

→ポイント:複数の霊園を比較し、“対応の丁寧さ”も大きな判断材料に


【まとめ】口コミが教えてくれる「本当の選び方」

樹木葬は一度決めると変更が難しい「一生の選択」です。足立区内だけでも複数の霊園があるからこそ、実際に足を運んで雰囲気を確かめ、説明を受けることが何より大切

費用、立地、永代供養の内容、そして人の対応。これらを総合的に比較することで、あなたや家族にとって納得のいく“最後の場所”が見つかるはずです。